明治学園中学高等学校 イギリス研修

イギリス研修

語学研修とともに、
イギリスの市民革命、産業革命の歴史を体験的に学ぶ13日間

「イギリス研修旅行」では、生徒たちはカンタベリーでのホームステイとオックスフォード大学寮に宿泊しながらの生活を送ります。 午前中の研修としては、当地での学生たちとのディスカッションを通してお互いの意見交換を重ねることで、単なる語学研修というだけでなく、討論活動の中身の重要性を学びます。さらに午後の活動としては、ウィンザー城、リーズ城、カンタベリー大聖堂などの歴史的建造物や大英博物館、科学技術博物館などを見学する一方で、ロイヤル・インスティチューションでの実験にも参加し、豊かな体験のうちに充実した13日間の研修を過ごします。

主な内容

イギリス研修
訪問地 ロンドン、オックスフォード、
ケンブリッジ、カンタベリー
大学 ケンブリッジ、オックスフォード
科学・文化 ロイヤル・インスティチューション、
大英博物館、ドーヴァー城
人数 24名

第4回イギリス研修…2016年3月20日〜4月2日実施

※希望者から選抜する。
※事前研修は10回前後行う。
※英語の研修も含まれる。

高校1年生 イギリス研修 イメージ

▲キーブルカレッジにて 英語レッスン

高校1年生 イギリス研修 イメージ

▲キャベンディッシュ研究所にて

高校1年生

※以下は2015年度の概要です。

【前半】カンタベリーホームステイ

- クライスト・チャーチ大学、カンタベリー・カレッジにて英語レッスン(英語での発表、ディスカッション等)
- 市内見学、ドーバー城、カンタベリー大聖堂見学、現地高校見学など

【後半】オックスフォード・キーブル大学寮泊

- オックスフォード大学にて英語レッスン(ディベート、資料を活用した英文作成、スピーチ等) - ブレナム宮殿(世界遺産)見学、ロンドンにて「Royal Institution」科学実験&サイエンスミュージアム、大英博物館、キャベンディッシュ研究所見学など

研修の狙い

-単なる語学研修というだけでなく、討論活動の中身の重要性を学ぶ
-市民革命、産業革命の歴史を体験的に学ぶ

研修日誌から伺える生徒の成長

イギリス研修中の生徒たちの学びや感動が綴られている研修日誌から生徒たちの成長が伺えます。
そんな日誌の中から、一部抜粋して以下に掲載いたします。※2015年度の日誌より抜粋

3月22日(土)【研修2日目】 英語レッスン Yさん

イギリス研修 イメージ 今日は初めての英語レッスンだった。班別に分かれてテーブルに座った後、6名のALTの方と対面し、自己紹介を聞いた。
(中略)

自己紹介を簡単に済ませ、JET programの話をした後、日記のチェックをしてもらった。それが終わった後は雑談をもつ時間があったが、私の班は各々が日本で作ったスクラップブックを見せながら日本の様々な話をした。制服、食文化、北九州のこと、修学旅行で撮った写真についてなどがメインだった。塾についての話では、イギリスには塾というもの自体がほとんど存在しないそうで、とても興味を持ってもらえた。

一日目からかなり英語漬けの生活だったが、ALTの英語がとても聞き取りやすかったこともあり、意外とスムーズに話すことができた。話してみて感じたことは、通じるかどうか自信が持てずに小さい声でモゾモゾっと話しても絶対に通じないということだ。自信を持ってハッキリと話せば通じる。また、難しい文章を言おうとせずに、自分の言いたいことを短い文章をつなぎながら簡潔に話すとよりよく理解してもらえることが多い。この2点が重要だと感じた。

3月25日(火)【研修5日目】 ロンドン市内見学 Oさん

ロンドン市内の様子は、雰囲気や街並みはロンドンの方が大きな公園があったり国旗があったりとイギリスらしさを感じたが、カンタベリーの方が通りが綺麗で景色が美しい印象を受けた。 イギリス研修 イメージ

グリーンパークでは、日本のものとよく似たたくさんの小さな黄色や白色の水仙が見られ、鳩がカンタベリーよりもずっと多くいた。日本で多く見掛ける鳥はほとんど見掛けず、イギリスには代わりに鳩が至る所にいて、普通の灰色の鳩はpigeon、白い小型の鳩をdoveと呼び分けていた。

バッキンガム宮殿は黒と金の柵に囲まれ、中心の白い建物にイギリスの国旗が掲げられていた。国旗が掲げられている時は、エリザベス女王の不在を意味するため少し残念だった。宮殿のそばには黒くて長い帽子をかぶった兵隊が大きな銃を持って直立し、規則正しく足踏みする姿が見られた。1時間微動だにせず宮殿の警護に徹する姿からは、宮殿と女王を護る強い意思が感じられた。宮殿の前には噴水に囲まれた巨大なビクトリア女王の像があり、白と金色に輝く像は迫力があり、かつ美しかった。日本にある偉人の像にも、これほど大きく純白の像はないので、ヨーロッパの彫刻の文化をありありと感じた。

セイント・ジョージズパークは、多くのリスや鳥が自由に園内を歩き回っている公園で、日本にもいるような鴨や白鳥だけでなく、見たこともない鳥が十種類近くいた。何より驚いたことは、その鳥やリスが檻の内におらず、人懐こく近くまで歩いてくることだった。また日本の国花である桜の木も多く植えられておりちょうど見頃だったが、日本のように特別しみじみと観賞する人は少なかった。桜に特別な価値を見出すのは日本人だけなのだと実感した。

ホワイトホール、ダウニングストリートは、白い石畳が印象的な車の往来が激しい通りで、その通りにあるプライムシスターズハウスの前には多くの警察官が大きな銃を肩にかけて警護をしていた。また、通り沿いの建物の2階から国旗がつき出ていたり、イギリスで見覚えのある紋様が刻まれていたりして、イギリスを象徴する街だと思った。(中略)

ALTとのディスカッションやホストファミリーとの交流だけでは得られない、1日中ロンドンを歩き回って感じたこれらのことは、今までの私のイギリス観を大きく変えてくれたと思う。

3月30日(日)【研修10日目】 日英の違いについての発見 Hさん

We talked with our ALT about what he was surprised at when he visited Fukuoka. He told us he was surprised that the traffic lights sing a song when the light is blue. I hadn't noticed that because I was always running when I crossed at a pedestrian crossing. In Japan, all of the melodies that the traffic lights emit are children's songs. They are well known by everybody and people who have a visual impairment can easily recognize when the lights turn red. In the UK, the traffic lights emit short bursts of sound. I think that it's better to use music, like in Japan.

イギリス研修 イメージ
3月31日(月)【研修11日目】 Royal Institution Iさん

イギリス研修 イメージ このイギリス研修で一番楽しみにしていたロイヤルインスティチューションを訪問した。(中略)

実験は白衣にゴム手袋をつけて行われた。私は初めて白衣を着たのでとても興奮してしまった。まず最初に実験の説明を聞いた。専門用語が分からないことがたまにあったけれど、相手がゆっくりできるかぎり分かりやすく説明して下さっているのが伝わってきたので私もベストを尽くして理解した。DNAの抽出実験は、中学生のときにブロッコリーの芽で一度やっていたので理解は早かった。しかし、今回は自分のほほの内がわの細胞を自分で取り出し、自分のDNAを抽出することができたので特別感があり、よかった。DNAは白い糸のようなわらわらしたもので、DNAを合成する塩基の組み合わせが1つ異なるだけで数千もの異なる人間が誕生するのだそうだ。自分と他人はDNAの視点からみると99.99…%は同じである。このように考えるとなんとなく、自分がヒトとして生まれたこと、日本人であること、2人の両親から五体満足で生まれたことは運命的で、他を殺すことは自分の遺伝子を消していることと同じことなんじゃないかとふと思った。最後に自分のDNAをかなりかっこいい容器に入れてペンダントをつくった。日本に帰って両親に、「2人のDNAからできた世界でたった1つのものだよ」と自慢しようと思う。

ロイヤルインスティチューションという歴史的にすばらしい研究所でハイレベルな英語の専門用語にふれることができてよい経験になった。

以下は第2回イギリス研修を体験したとある生徒の感想文を抜粋して掲載しております。
自分の学びと感動、イギリス研修で得た気付きなどが正直な言葉で綴られています。

イギリス研修に参加して Iさん

僕にとってイギリス研修は、かけがえのない経験であったと心の底から思います。

例えばイギリスの大学生とのディスカッションや歴史的建造物や色々な博物館の見学、ロイヤルインスティチューションでの実験など様々な種類の経験をしました。ほぼ毎日行われたクライストチャーチ大学やオックスフォード大学の学生とのディスカッションが自分の中で特に印象に残っています。(中略)

議題は英検の二次試験の面接の問題を利用してあったり、社会問題、教育システムの違い、公園の広さ、旅行の経験、国民の休日やボランティア活動についてイギリスと日本の違いを議論しました。これらを議論することによってたくさんの興味深い「違い」が見つかり、文化の違いというのを痛感しました。

このディスカッションを通して、自分の意見を相手に伝え理解させる能力が向上したと思えることと、イギリス人の意見に触れたことで物事に対する新しい見方をすることが出来るようになったと感じます。そして日本にいるだけでは絶対に体験できない「生」のイギリスを感じとても新鮮でした。

日本とイギリスでは走っている車の種類が違うということに(当たり前のことですが)新鮮さを感じ、大英博物館の迫力に驚き、ブレナム宮殿やウィンザー城やたくさんの教会たちの精緻な装飾と荘厳な雰囲気に感銘を受けました。これらの経験は全て僕の血となり肉となって、これからの人生に対して大きな役に立つと確信しています。

イギリス研修 イメージ

研修を終えて帰ってきた生徒達に見られる成長

イギリス研修で多くの貴重な経験をした生徒24名は、帰国後、様々な分野で活躍しています。

まず、在校生にイギリス研修の成果が普及できるようにそれぞれの代表者が高校生には英語で、中学生には日本語で研修報告の発表を行い、学校説明会でも発表をしましたが、いずれの発表も生徒が自分たちでつくりあげたもので、高いプレゼンテーション能力が発揮されており、聞く者を引き付けていました。

日々の生活においても、将来の進路に対しても高い志を持ち、研修で得た学問への興味を持ち続け、強い学習意欲を継続している生徒が多いです。
委員会、部活動、その他の活動でも以前にもまして積極的に取り組み、学校や学年のリーダーとして活躍しています。